おせち料理の意味を知って食べてますか。定番おせち料理13種一覧。

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新年あけまして、おめでとうございます。

お正月休みは、みなさんはどのように過ごされますか。

自宅や実家でゆっくりされる方が多いかと思います。

お正月の食事と言えば、おせち料理ですね。

おせち料理の意味や込められた願いをご存知ですか。

おせち料理のについて解説していきます。

目次

重箱のいわれ

福を重ねるという意味から、重箱につめるようになっています。

地域によっては、縁起がよいとされる5や7などの奇数で料理を詰め、向きや並べ方などのしきたりが残ります。

重箱へ料理の詰め方も決まりがあり、以下のようになっています。

壱の重:祝い肴と口取り

弐の重:焼き物と酢の物

参の重:煮物

「口取り」とは、「口取り肴」の略語で、最初に出す料理のことを言います。

口取り肴は、かまぼこやきんとんをはじめ肉・野菜・魚など、海の幸と山の幸の両方を使用した甘みのある料理を1枚の皿に盛り合わせて、お吸い物とともに出す、いわゆる「酒の肴」となる料理 です。

おせち料理は年神様(としがみさま)をもてなすためのお供え料理ですが、現在では、年始の挨拶に来るお客さんをもてなす料理の意味合いもあるため、口取りが入っていると考えられます。

口取り肴は饗膳のなかでも最初に食べる料理なので、重箱のいちばん上の「一の重」に、縁起がいいとされる奇数(5品、7品、9品)の料理が詰められます。

祝い肴三種

黒豆

日に焼けて真っ黒になるまでまめ(勤勉)に、働けるようにという願いを込めたものです。

関東では「しわが寄るまで長生きできるように」としわができるように煮上げます。

関西では、しわが無いことを長生きの象徴と考え、丸くふっくらと煮ます。

地域によって作り方に違いがあります。

 

数の子

数の子は、ニシンの卵巣で、数の子は粒が多いだけでなく、親の「にしん」が「二親」の漢字が当てられ、二人の親から子供が多く産まれるといういわれから、子孫繁栄の縁起物です。

 

田づくり

田作りとは、カタクチイワシの幼魚を乾燥させ、炒って砂糖と醤油とみりんで絡めたものを言います。

昔、イワシを田んぼの肥料として使ったところ、豊作となって収穫できたため、田をつくるという意味から「田づくり」と言われるようになりました。

イワシを肥料にしたところ、五万俵のお米が収穫できたことから、別名「ごまめ」とも言い、「五万米」と文字が当てられ、これも豊作祈願からつけられています。

また、カタクチイワシの幼魚を多く使用していることから、子宝に恵まれるとも考えられ「子孫繁栄」の縁起も担いでいます。

 

たたきごぼう

関西では、「田作り」ではなく、たたきごぼうが一般的です。

地中に根を張り、力強く成長することから、「延命長寿」の象徴と考えられ、土地に根付く姿に重ね「家族が土地に根付いて安泰に暮らせますように」という願いもこめられています。

 

 

縁起のいい料理

伊達巻き

巻きすで、巻いて渦巻き状に巻いて、作ります。

伊達巻きの形が巻き物に似ていることから、読み書きが「しっかりできるように」という意味で学業成就の願いが込められています。

 

海老

長いひげや腰が曲がる姿から、長生きできるようにという意味が込められています。

 

紅白なます

めでたいこと、よろこびをあらわす紅色、清浄・神聖をあらわす白を組み合わせています。

大根は大地に根を張るので、家の土台がしっかりして栄えるともいわれています。

紅白なますとも呼ばれるように、紅白のお祝いの水引をイメージし、一家の平和を願う一品として食されます。

 

かまぼこ

紅を担っている薄桃色の部分は「めでたさ」や「魔除け」の意味を持っており、白色の部分は「神聖さ」や「清浄」の意味を持っています。

また、半円形は「初日の出」をイメージしており、一年の始まりである元旦には欠かせないものです。

 

栗きんとん

きんとんは「金団」と書き、「金色の団子」もしくは「金色の布団」という意味があります。
黄金色の見た目を金塊や小判などに見立てていることから、転じて金運上昇を願う料理になりました。

また「勝ち栗」とも言われるように、武家社会では戦の勝機を高めるための縁起物として重宝されたという経緯があります。

幸先の良い食べ物である栗を、一年の始まりの日にいただくことで「勝負強い一年でありますように」と縁起を担ぐことができます。

 

昆布巻き

地域によって中に入れる魚は異なりますが、「ニシン」が「二親(ニシン)」と漢字が当てられることから、昆布との意味合いを掛け合わせる目的で一般的とされています。

「二親(ニシン)」が「養老昆布(よろこぶ)」と解釈し、両親がいつまでも健康で長生きできますようにと「不老長寿」を願い、さらに「子生(こぶ)」と漢字を当てることで、二人の親から子が生まれる「子孫繁栄」の願いを託しています。

また「養老昆布(よろこぶ)」を「喜ぶ」とも掛けており、おめでたいお正月に欠かせない縁起物の一つとなりました。

 

鯛の姿焼き

「めでたい」に通じる語呂合わせ。

鯛は恵比寿様が持っていることから、江戸時代に始まった七福神信仰とも結びついています。

 

ぶり

出世魚と言われる魚で、体が大きく成長していくにつれて、「モジャコ」から「ワカシ(関東)・ワカナ(関西)」、「イナダ(関東)・ツバス(関西)」、「ワラサ(関東)・ハマチ(関西)」、そして最終的に「ブリ」へと名称が変化します。

日本人はその様を社会で出世していく人の姿に重ね合わせて、縁起がいいとされています。

 

れんこん

れんこんには複数の穴が空いていて、向こう側が見通せることから「将来の見通しが良い」と縁起を担いでいます。また、れんこんは種が多いことから多産を象徴し、「子孫繁栄」の意味もあります。

れんこんの花である蓮の花は仏教で「極楽浄土に最もふさわしい花」とされており神聖な植物です。

それゆえ、その地下茎であるれんこんも清浄な食物とされ、もとは神様への供物であったおせちに最適とされました。

 

まとめ

どうでしたか、あなたが知っているものは、いくつありましたか。

日本の伝統的な食文化の一つです。

美味しくいただきながら、新年の初めにおせちを食べて、1年の縁起を担いで、幸せな1年のスタートをきれることをお祈りいたします。

 

引用サイト

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