iDeCoとNISA、子育て世代はどっちを優先すべき?
教育費や住宅ローンなど、何かと出費が多い子育て世代。
将来の資産形成も大切だけど、どこから手をつければいいのか迷いますよね。
本記事では、iDeCoと新NISAを比較しつつ、子育て世代がまずやるべき資産形成の優先順位を解説します。
目次
iDeCoと新NISAの違いを比較
まずは、よく比較される「iDeCo」と「新NISA」の違いを表で確認しておきましょう。
項目 | iDeCo | 新NISA |
---|---|---|
目的 | 老後資金 | 資産形成全般 |
年間投資額の上限 | 〜27.6万円(会社員など) | 最大360万円(成長投資枠+つみたて投資枠) |
税制メリット | 掛金が全額所得控除 | 運用益が非課税 |
途中引き出し | 原則60歳まで不可 | いつでも可能 |
リスク分散の自由度 | 商品が限られる | 自由度が高い |
子育て世代には「流動性」がカギ
子育て世代は、突発的な支出が増えるライフステージ。資金を柔軟に使える「新NISA」から始めるのが基本的におすすめです。
- 急な教育費 → 新NISAなら途中引き出し可能
- 節税効果 → iDeCoの方が大きいが、引き出し不可
- 運用自由度 → NISAの方が広い
とはいえ、iDeCoも捨てがたい!
「老後の自分のためにお金を確保したい」「所得税を下げたい」そんな人にはiDeCoも検討の価値ありです。たとえば:
- 夫婦共働きで家計に余裕がある
- 自営業など年金が不安な人
- 長期でしっかり資産形成したい
まとめ:まずは無理なくNISA、余裕があればiDeCo
子育て世代にとっては、資金の使い勝手がいい新NISAからスタートするのが基本です。
- 生活資金・教育資金と併用できる安心感
- 老後資金も視野に入れた分散投資が可能
生活に余裕がある人は、iDeCoも併用することで老後資金の準備も万全になります。
よくあるQ&A
- 教育費と投資、どっちを優先すべき?
教育資金は「必要な時期が決まっている」ため、新NISAなど柔軟に使える制度で備えるのが安心です。
- 「新NISAの枠」と「iDeCoの枠」ってどう違う?
新NISAは年360万円(つみたて+成長投資)まで非課税。iDeCoは年14.4万〜27.6万円(職業による)まで所得控除。
- 夫婦で分担する場合のおすすめ配分は?
夫婦どちらかが扶養に入っている場合は、控除が効く方(所得の高い方)がiDeCo、もう一方が新NISAを活用するのが◎。
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