これから、管理栄養士の国家試験を控える方に向けて、私が実践した効率を重視した勉強法を解説します。
- これから管理栄養士の国家試験を控えている学生
- 既卒の受験資格者
- 国家試験の勉強を効率よく進めたいと考えている方
筆者のプロフィール
学生時代、最初の模擬試験では90点台だった私がですが、本番の国家試験では、160点台/200点満点中(自己採点)まで点数を伸ばすこととができました。
無事に国家試験に合格することができました。
そんなわたしが実践した管理栄養士の国家試験勉強方法を解説します。
管理栄養士国家試験対策でやるべきこと
過去問をたくさん解くことです。
理由は、記憶の定着がしやすいことです。
そんな単純な事と感じられたかもしれませんが、単純なことでも繰り返し問題を解いていくことで、問題に慣れていくことに繋がります。
自転車に乗ることに例えますが、
初めて自転車に乗る時は、何度も転びながら、練習をして乗れるようになりました。
乗る時は、「目線は進行方向を見ながら」、「リズムよくペダルをこいで」など、
親に後ろから押してもらいながら、声をかけてもらい繰り返し練習した記憶はありませんか?
しかし、自転車が乗ることが当たり前になると、目線の位置を意識したりペダルをこぐリズムなど無意識になりますよね。
何度も繰り返すことは、自然と身についてくるようになります。
国家試験も同様です。
ただし、出題範囲が普段の試験と比べると、膨大になるため、気が遠くなってしまいがちですが、少しづつ各分野の確認をしていきましょう。
問題の語句は、少し変化するかもしれませんが、類似する部分の問題が出題されることもあるため、何度も経験していくうちに、なんか見たことあると思えるくらいになってきます。
過去問を解いた後が大切
問題を解いた後、答え合わせをすると思いますが、正解・不正解に一喜一憂すると思いますが、間違えた問題の分析をしっかりしておきましょう。
まず分析ができるように必ず、自己採点用に自分が回答した選択肢がわかるように問題用紙の選択肢にチェックをつけておくなど、しておきまましょう。
分析するポイントは2つです。
- 分野別の得点率
- 間違えた問題の理解度
分野別の得点率について
自分がどの分野が得意か不得意なのかを理解しましょう。
合格ボーダーラインをまずばクリアしていかなければなりません。
自分が優先して勉強する分野をハッキリ決めていきましょう。
得点率を高めるために、自分の得点率が低い分野から取り組む方が点数は上がりやすいです。
例えば、得点率を80%から90%へ得点率を上げるのと、30%から40%をアップするのでは、得点率の低い条件の方が上げやすいです。
得点率が高い分野については、自身の理解が深まってる証拠のため、勉強の優先度は低いと言えます。
間違えた問題の理解度
過去問を何回も解いていく中で、前回も間違えている場合、理解の深さまで確認できるといいです。
具体的に問題を例に確認していきましょう。
Q18
細胞内での代謝とそれが行われる部位の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- クエン酸回路ー細胞質ゾル
- β酸化ーリボソーム
- たんぱく質合成ープロテアソーム
- 電子伝達系ーミトコンドリア
- 解糖ーゴルジ体
(第32回管理栄養士国家試験問題~人体の構造と機能及び疾病の成り立ち~)
A18 正解(4)
(1)ミトコンドリア・マトリクスにある。
(2)ミトコンドリア・マトリクスで行われる。
(3)リポゾームで行われる。プロテアソームは特異的たんぱく質分解。
(5)細胞質ゾルにある。ゴジル体はたんぱく質の糖鎖の形成・濃縮・選別輸送。
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生化学の細胞についての理解がどこまでできているかです。
- 自信をもって不正解だと思えた選択肢がいくつあったか。
- 最後の2つまで絞れたけど、迷って間違えたのか。
不正解になるまでのプロセスでどこの理解度が不足していたのか振り返ることができると良いでしょう。
この振り返りをしているだけで、勉強し直すべき部分をしぼれるので、効率よく勉強ができ、時間の浪費を防げます。
理解度に自信のない部分については、解説を読み返してみたり、再度、教科書を見返してみるなど振り返る、間違った個所は特に確認しておきましょう。
私の場合ですが、前年の過去問を振り返る際にクエスチョンバンクを活用しました。
問題ごとに要点の解説や重要単語が赤字で記載されていたので赤シートで暗記のできる工夫もされていました。
厚みがあるので、持ち運びは少し大変ですが、参考書代わりに使えたので買ってよかったと思ってます。
同級生の中には、厚みがあるため、分野別に切り離して、マスキングテープで製本し、必要な分野だけを持ち運びしている人もいました。
マークシートの記入用紙も付属していたので、コピーして、繰り返し使っていました。
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やらなくてもいいこと
- 各分野をノートに綺麗にまとめる。
まとめること自体は、勉強にならない訳では、ありませんが、綺麗にまとめることに集中してしまったり、勉強した雰囲気は出ますが、時間あたりの網羅できる量が限られるため、時間をかけることに対して効率を重視する場合は、割に合わないと思われます。
何度も同じ部分で、間違えてしまう、理解が深められないなど、どうしても覚えられないなど、カテゴリーを絞って行う場合には、良い方法かもしれません。
私は、特別にノートをまとめてみることをしたわけではありませんでした。
国家試験過去問アプリ
スキマ時間は、スマホアプリで簡単に問題を解ける。
電車や授業の合間などスマホ1台で完結できる点はメリットです。
以上が私の経験談ですが、合格までの実践したことになります。
少しでもお役に立てれば幸いです。
※ただし、筆者が国家試験受験時と問題形式や出題傾向は変わるため、参考事例としてご確認下さい。
2021.9.20
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